大切なものは目に見えない

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サン=テグジュペリの著書「星の王子さま」に出てくるこの言葉。

大人になってからこの童話を読んで以降、ぼんやりとしつつでも自分の中にしっかり刻まれている言葉です。

2022年春に家族でどうありたいかを考えた結果、目に見えない=無形の資産を少しずつでも確かに蓄積していこうと方針を固めました。

次に考えたのは、家族1人ひとりにとって価値のある無形資産とはどのようなもので、どうやって培われるのか?ということ。

具体的に深堀りするために、キャリア理論が役立ちました。

人生の役割「4L」

キャリア理論家のサニー・ハンセンは、「人生には4つの役割がある」と述べています。

4L役割内容
Love大切な存在と過ごす時間、またその存在を敬い、慈しみ、育む行動 
Labor仕事本業・副業問わず、収入を得る活動
Learning学習自己啓発や成長につながる活動
Leisure余暇趣味やボランティア、地域の活動など

「4つのLが組み合わさることで、人生は意味のある全体となる」と、パッチワークに例えて表現しています。

社会人になると1日のほとんどの時間が仕事となり、結果、人生の大半も仕事(労働)で占められていると感じる方も少なくないはず。

誰もが「人生は仕事だけじゃない」と頭ではわかっている。けれど、生活のために働かざるを得ないのが現実…。

コロナ禍以降、自分の人生を見つめなおす(内省する)時間が増えたと答える人が増えているそうです。

現在の自分の日々の暮らしを客観的にとらえて、4Lにどれだけ時間と労力を費やしているか割り出してみるのも自己分析の手法としておすすめです。

自身にとって現実と理想のギャップに気が付いたり、家族間(夫婦間)でのギャップもあるかもしれません。違いを知ることがスタート地点になります。

「未来のありたい姿」を起点に「現在(いまから)何をするか」の解決策を見つける゛バックキャスト思考”が無理なく可能になります。

comecome家の理想の4L

我が家でも「どうありたい」「これやりたい」を4Lの観点で分けて考えてみました。

区分行動・活動どうありたい
これやりたい
愛   
Love
・相手に気持ちを伝える、相手の気持ちを受け入れる  
・必要な栄養素を摂取する=食育
・肌を守る
・歯を守る
・睡眠の質を高める
・自分に似合うもの、自分の好きなものを身に着ける    
・動物と触れ合う(ペットを飼いたい)
自分を好きになる  
仕事  
Labor
・自分の市場価値を高める=英語
・経営層~担当者まで幅広い人と関わる=対話力、交渉力   
・「人的資本経営」の実践に取り組む
・ブログで発信する=ライティング力
自分の事業を持つ
パラレルインカム  
学習
Learning
・思考力、想像力を高める=知育
・あらゆる価値観を知り、受け入れる=徳育(道徳)    
・自分の身体を知り、思い切り動かす=体育
・音楽・美術・芸術・芸に触れる=感性
・読書でインプットする
VUCA時代に
生きる力を高める  
余暇  
Leisure
・四季折々の自然に触れる=野育・木育 ※キャンプは手段
・旅で非日常体験をする=旅育(多様性、柔軟性、危機管理)
・早寝早起きで時間を大切に使う
・週末は平日できないことに手間暇をかけてみる
・住み心地のよい部屋づくりをする
好きなものを見つけて
没頭する

こうして1つずつ書き出していくことで自分たちがなにを望んでいるのか?なにに価値を感じるのか?、自分たちにとっての「豊かさ」を見つけるヒントになりました。

カムカムエブリバディの小豆のおまじないを思い出します。

身体<カラダ>の声を聞け、何をしてほしいか身体が教えてくれる。

心<ココロ>の声を聞け、何をしてほしいか心が教えてくれる。

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